スターリングラードの綺羅星たちを読む

bqsfgame2016-05-12

同人版GJ60号の記事です。
付録ゲームが「スターリングラード戦役」だったので、当時の時点での同テーマゲームの総覧になっています。
最初に見開き2ページで語られているのが「ドライブオンスターリングラード」なのには驚きます。TSR−SPIから出たのは1977年。ただ、TSR−SPIから出たゲームは良いものが多かったので、これも良いゲームなのでしょう。実はプレイしたことがありません。一度やってみたいと思っています。どなたか声を掛けてください‥(^o^)
次がシモニッチの初期作品の「キャンペーントゥスターリングラード」です。やりました。FGAMEにレポートも書いた記憶があります。ただ、デザイナー本人が「ソビエトの戦力を過大に見積もり過ぎた」とデザインの基本的失敗を認めたこともあって、その後は見掛けなくなり再版もされません。全面見直しして作り直して欲しいものですが、どうでしょうか?
付録ゲームは飛ばして、次は問題児「エーデルワイス」です。「プレイ不可能と根拠もなく書く人が出てきた」という記述がありますが、これはFGAMEでKOSさんとわたしが「英文ルールが読解不可能」と書いた件を曲解しているように思います。KOSさんもわたしも英語の読解力はそれなりにあり、大抵のゲームは英語で平読みしてプレイしていましたが、こと「エーデルワイス」については二人ともギブアップで意見が一致しました。そもそもの英語が判りにくいのが最大の問題。これに加えてルール構成も悪く、分量も多い。ちゃんとしたルールエディターが付けば、ゲーム自体がプレイできる可能性はなんら否定していません。この話しは、ハナザーさんが出てきて、「KOSさんとbqsfさんが読めないというのは相当にひどいレベル」と擁護に出てきてくださって、これが混乱に輪を掛けました。なにもかもみな懐かしい‥(^_^;
最後はエポックの「スターリングラード」です。筆者は、このスタック無制限、損害宣言方式のゲームが苦手で手放してしまいましたが、今も入手可能であることからして一定の人気があるのも事実のようです。いまプレイすると、また違った感想を持てるのかも知れません。
画像は、エーデルワイスです。
それにしてもカッコイイ、ボックスアートです。ボックスアートでは、ウォーゲーム史上ベスト3に入ると思います。中身が同じくらいカッコよかったら申し分なかったのに。
今となってはシモニッチの「コーカサスキャンペーン」も出たし、リメイクされることもないでしょうね。