○読みの地平線を読む

bqsfgame2009-12-17

王メイエンさんの「これを伝えたい」シリーズの三冊目になる。
このシリーズはどれも面白い。読み物として読みやすく面白く書かれている点が素晴らしい。
本書で伝えたいことは、碁では読みきれない場面の方が圧倒的に多いということ、読みきれる深さは各自の棋力によってちがうということ。そして、読みきれないときには、ではどうやって打てばいいのかということだ。
読みきれないときには、方針を立て、その方針に照らして必要最小限のチェックポイントまでの読みをして打ってみようという提案だ。この提案は非常に現実的で、多くのアマチュアには心安らぐ提案ではないかと思う。
この本が出たのが2005年だが、シリーズ4冊目はもう出ないのだろうか?