抄訳とプレイエイドをチェックする意味も含めて練習シナリオ、ボールドストロークをソロプレイしてみた。
その結果、抄訳にもプレイエイドにも直しが多数発見され、また不明点もいくつか出てきた。不明点はBGGにて質問中。
ゲームの印象としては、非常にユニークなシステムで不明点が多くなるのは止むを得ないが、興味深いシチュエーションを提供していると思った。
まず、機雷が非常に強力。これは史実でもそうだったので当然か。
次に上記を踏まえて連合軍は、掃海作業が重要だが、掃海艇だけ送り込むと旧式トルコ艦隊と言えどもそれなりに強いので危険。かと言って戦艦を送り込むと触雷して沈みやすく、VPを相手に与えてしまう。
戦艦による沿岸砲撃は有効だが、それをしてから上陸という手順でも時間的に間に合うのだろうか?
また、トルコ側の沿岸要塞は、対艦砲撃ができると言うのも忘れがちだが重要。特に掃海艇くらいなら十分に沈められそうだ。
練習シナリオでは本格的な上陸作戦以前の海軍の前哨戦しかやらないので、本格的に上陸して陸戦をやり始めると、まだまだいろいろ出てきそうだ。
しかし、特異な作戦の姿を描き出して、ユニークな作戦的な悩みをプレイヤーに与えてくれそうなので良い印象を受けている。
雑誌の付録ゲームならではの、多少、イロモノ的な佳作ではないかと思い始めている。なるほど、これがATOの中でも評判が良いのは頷ける。