ゲート・オブ・ヘルのルールを読む

プチウォーゲームショップの和訳を早速読みました。

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BGGのコメントで、「不必要に複雑」というのを見掛けたのですが、そんなことはありません。

全12ページ。しかし、チャートが2ページ、シナリオインストラクションが2ページで、ルール本文は8ページしかありません。陸海のハイブリッドでこれで大丈夫なのかと思う分量です。

ターン開始時にリソースポイントをチャート判定して受け取ります。これを盤上の戦力に最初に配分します。配分したもののみが作戦行動(移動、突撃/砲撃)できます。

1ターンは可変長のインパルス数で構成されており、各インパルスに北軍、南軍の順で1アクションを実施します。基本的には、1フォーメーションを活性化して移動、その後、そのフォーメーションで突撃戦闘します。艦船の場合には、突撃でなく砲撃します。

ターン中にも追加のリソースポイントを使用します。上陸作戦を実施すると1RP、大河川を渡ると1RP、戦略移動すると1RP、要塞や装甲艦の修理にもRPが必要です。また、既に活性化済のフォーメーションをもう一回だけ追加RPで活性化できます。

北軍は海から上陸していくのですが、上陸作戦を宣言して、地上ユニットを輸送船に乗っていると見なして北軍進入盤端から海を通って移動させます。

海軍に移動力がなく無制限に移動できますが、以下のエリアに進入すると下船上陸しなければなりません。

塹壕に入った敵軍のいるエリアの隣接海域

敵要塞のあるエリアの隣接海域

なので、実際にはチャールストン湾の入口で下船せざるを得ません。そこの敵(要塞と塹壕)を排除すると、さらに奥へと進めるようになります。

ただ、上陸作戦の都度、追加のRPが必要ですし、1フォーメーションを機動すると1インパルス消費するので、資源と時間の両方が切迫します。

インパルス数ですが、3インパルスは保証です。3インパルス終了以後は日没チェックします。第3では、2ダイスで12で日没。第4では、10以上、第5では9以上となっていて第8インパルスで必ず終了します。日没チェックDRの失敗の差分を支払うことで北軍は一回だけ日没をキャンセルできます。ただ、リソースは貴重なのでインパルスが欲しいとは言え、3とか4とか支払うのは至難の業です。

この戦い独特のユニットが出てきますので明日以降に紹介します。