千葉会:セヴァストポリを対戦 その3

bqsfgame2012-06-19

砲撃と建設作業が続く通常ターンは、それでも全て突撃の瞬間に向かって全てフォーカスしています。
いろいろ言っては見ても、このゲームのクライマックスであり、もっとも重要なターンは突撃です。
塹壕を城壁の近くまで掘り進み、そこから要塞砲で城壁を切り崩し、そして最精鋭の歩兵を最前線の壕に集結させると、後は突撃命令を掛けるだけです。
突撃を選択すると、通常ターンでは実施されない突撃のシークエンスに入ります。一回の突撃は5インパルスからなります。言ってみれば、このインパルスは、戦術ゲームターンです。5回のゲームターンの範囲で連合軍は壕から突撃し、城壁に取り付いて白兵戦を展開し、稜堡を確保しなければなりません。確保できなければ出直しです。元の壕まで戻って通常のターンシークエンスに戻り、次の突撃に向けて再び準備を開始します。
連合軍は英軍と仏軍とに分かれており、それぞれの塹壕を構築して進みます。突撃では両軍がそれぞれの指揮官の下、指揮官の能力の範囲で部隊を率いて突撃します。
セヴァストポリ要塞は強力ですが、そこには一つの弱点があります。それはロシア軍の人的資源が限られていることです。
このため、連合軍が複数の塹壕網を構築して、いくつもの稜堡に一斉に攻撃すると、ロシア軍は限られた人的資源を分散して守らねばならず苦しくなります。
今回のプレイでは、冬が来る前の第4ターンに最初の突撃を実行しました。しかし、この段階では英軍の塹壕構築が不十分でフランス軍のみで突撃することになりました。しかし、これだとロシア軍は兵力を集中して対処することができ、残念ながら連合軍の最初の突撃は戦果を挙げ得ませんでした。
特に深刻なのはロシア軍の野戦砲による防御射撃です。ロシア軍は8つの野戦砲ユニットを持っていますが、これを全て集中して運用すると、1箇所の稜堡を守るには十分な働きをします。
率直に言って、最初の突撃の結果を見た限りでは、とてもセヴァストポリを攻略することなどできないのではないかと絶望的になりそうなほどでした。