×ブラザーズオブザヘッドを読む

bqsfgame2011-12-04

知らない間に訳されていたオールディス。
訳者は、地球礁や、宇宙舟歌の柳下さん。
ちょっと、期待させる組合せではないか‥と期待したのが間違いだったか。
180ページほどの小編なのだが、タッチも非常に軽い。
関係者の事後の寄稿やインタビューで構成されており、しかも当事者の兄弟の一人称部分がないので、なんと言うか昔、世を騒がせたゴシップの後日真相記事みたいな感じなのだ。
意図的にそういう風に書いているのだろうから、それがどうと言うのは意味がないのかも知れない。
ただ、オールディスらしい力技的な肉迫力がなく、オールディスに期待しているものとは随分と違っていて肩透かしだった。