×親切がいっぱいを読む

bqsfgame2014-05-24

この一年間で3冊目の神林作品です。
これは、神林作品らしくなかったと思います。
いや、厳密には神林さんの路線の一つなのですが、わたしの苦手な路線でした。筆者は敵は海賊シリーズを、はっきりと嫌いなのですが、その系列でしょうか。
子猫とゴジラのぬいぐるみの相の子のようなマロちゃんが、可愛いけれども意味不明な存在です。これが先ず受け付けられないですね‥(^_^;
物語的には、近未来の裏稼業の職業が免許制になった日本で、主人公たちが住んでいる日の丸ハイツが地上げにあって追い出されそうになるのをなんとかするというだけの話しです。SFである必然性はないような話しで、宇宙人と称するマロちゃんだけが少しSFっぽいですが、それも別に何か大きなことをする訳でもなく、正体の謎が解かれるわけでもない。
うーん、これは何なのかなぁと思います‥(^_^;?