錦織効果で、WOWWOWを契約したので、期せずして見ることができました。
敗戦の半年後の佐渡に不時着した英軍機を島民が協力して簡易飛行場を作って旅立たせる実話ベースの話しです。
主演が比嘉愛美さんでなければ見なかったかもと言う地味な映画ですが、本当に地味でした。ストーリー的にも、比嘉愛美の魅力満載と言うことにはなりませんしね。
とは言え、終戦映画の一つとして今後も放送される仕上りだと思います。日露戦争の時には、同盟国イギリスだったのが、二次大戦中は鬼畜米英と教え、敗戦後は進駐国として掌を返したように頭を下げる。人と人の関係ではなく、国の都合で教育を歪め、人と人の関係を歪めたのだと言うことが良く判る作品です。その意味では、校長役の蛍雪次郎が意外に重要な役回りでした。
これを見ていて連想したのがエルトゥールル号遭難事件で、こちらの日土合作映画も楽しみです。