カートホイール作戦:ビスマルク海海戦をソロプレイする

bqsfgame2015-03-28

懸案だったATOのカートホイール作戦の入門シナリオです。厳密には、空戦だけ、海戦だけのシナリオが、さらに手前に用意されているので、フルシステムでの一番手軽なシナリオと言うことになります。
カートホイール作戦のキャンペーンは43年の7月以降になります。ビスマルク海海戦は、それに先立って3月に実施された日本軍によるラバウルからラエへの増援輸送作戦です。ガダルカナルを失った日本軍はニューギニア北西部を死守するための増援を急派しましたが、制空権を奪われており輸送艦隊は8隻全てが撃沈されるという完敗を喫しました。
この規模の作戦だと、本ゲームのシステムでは1ターンだけのゲームになります。
シナリオの勝利条件は、上記の輸送艦隊が揚陸に成功するかどうかで事実上決するようになっており、米軍側は沈没させずとも揚陸さえ阻止すれば勝てます。
しかも、情勢を反映してイニシアティブは連合軍側が持っています。なので、日本軍側としてはいかにも打つ手がありません。
結局の所、いつラバウルから輸送艦隊をラエへ突入させるかが勝負です。その前に、迎撃されにくいようにポートモレスビーの電探を破壊できれば‥と思うのですが。と言っても日本軍には、97式爆撃機が1ユニットあるだけなので、これでポートモレスビーを空襲してみましたがさっぱりです。航続距離が短くて他に使い道のないカーチスP40が1ユニット迎撃に出てきただけで、被弾して爆装を放棄しておしまいです。
他方、米軍はP38偵察ユニットを、絶対に日本が来ると判っているラエ上空に飛ばします。これだけで、ラエ上空での制空戦闘での日本軍戦闘機(主として隼)の迎撃率を10%低下させられます。
で、いよいよ彼らはやってきました。米軍側は、まずポートモレスビーからB25(ミッチェル)×3ユニットによる反跳爆撃を実施します。反跳爆撃はそれなりに強いですが、それ以前に日本軍の輸送艦隊が弱すぎて笑ってしまいます。日本軍の隼が迎撃を試みますが、距離や米軍偵察機の修整が重くて実施できません。
B25の反跳爆撃だけでは沈み切らなかったので、続いてA20(ハヴォック)による反跳爆撃です。もはや隼の迎撃は成功しないと見て、護衛機すら不要です。かくて波状反跳爆撃で日本軍輸送艦隊は史実通りに全滅してしまい連合軍の圧勝でした。