ステップ・トゥ・ヴィクトリーをソロプレイする

bqsfgame2015-04-15

「このシミュゲがすごい!2013」のボーナスゲームです。
ブーゲンヴィル島の戦いを43年秋から終戦まで戦います。
米軍のタロキナ上陸から、最終的に陥落しないまま終戦を迎えるまでの陸戦ゲーム。A4マップ、カウンター総数36個と言うミニゲームです。
珍しいのは戦力比ではなく戦力差のCRTを使います。日本軍側は戦力隠匿配置。移動力消費が道路が1で平地でも2と言うのが曲者。3移動力のユニットが両軍にいますが、平地を2ヘクス移動できません。
戦闘結果のDRを、退却せずに疲労して吸収できます。疲労が重なると壊滅します。疲労を回復するには自軍ターンをパスして休息ターンにするしかなく、一部の回復のためでも全軍が休息しなければなりません。日本軍は疲労で吸収して拠点から後退したくありませんが、休息すると反撃は一切できない訳です。
また、全10ターンありますが、第6ターン以降は日本軍は休息できません。これは、補給物資の枯渇を現しているそうです。ブーゲンヴィル島単独の陸戦としては踏ん張っていますが、海上の補給路を断たれて困窮し始めるのですね。で、休息できないと、上述の疲労の重積で壊滅するようになります。
ソロプレイだと日本軍の戦力隠匿効果がないので、米軍側に有利な印象です。戦力がバレている状態では日本には最後まで粘り切るのは難しい印象です。
と言っても連合軍も兵力が優勢と言っても二か所くらいで本気で攻勢すると、他には人手が回りません。なので、うっかりすると日本軍の反撃を食いかねない。その意味で隠匿した日本軍のスタックがいると気持ちが悪そう。対戦ゲームでなら、そうしたリスクも管理して作戦を立案するので米軍が期限までに勝つのも難題なのかも知れません。機会があれば対戦してみたいゲームですが、これ自体がメインディッシュにはならない小ささなので、ちょっと思案のしどころです。