江戸の花を読む

bqsfgame2016-09-23

SFマガジン700号記念アンソロジーから。
「江戸の花」は、ブルース・スターリングが明治の文明開化期を描いた小品。
これを読むと、スチームパンクブリタニアだけのものではないと判る。
ただ、初読の時に比べると、アイデア的なインパクトがないので、思ったほど感銘を受けなかった。そういう意味では、消耗しやすい作品かも知れない。
しかし、こういう明治維新スチームパンクが、日本の作家から出てきても良いのになとは改めて思った。草上さんの「東京開化えれきのからくり」などは、そこらへんを狙っていたのだと思うが。
そう言えば、「サクラ大戦」ってスチームパンクでしたが、調べてみると大正末期なのですね。明治維新とはちょっと遠いか。