クーデターG54をソロプレイする

bqsfgame2018-01-21

ルールを読んで3人想定のソロプレイをしてみました。
率直に言ってソロプレイ不能なシステムです。一種のダウト系のゲームです。
プレイには、種々用意された職業の中から5種類の職業を使用します。各職業のカードが3枚あり、合計15枚のカードから各自に2枚ずつ配ります。これは、自分だけが見て伏せて置きます。
時計回りに1アクションずつ実行して行きます。そして、最後の一人として生き残ったプレイヤーの勝利です。
実行できるのは、一般アクションである収入とクーデター。そして、登場する5種類の職業のアクションです。ただし、建前として職業アクションは自分に配られたカードのものだけが実行できます。ですが、自分だけしか知らないことなので、持っていないカードのアクションをしれっと実行しても構いません。それに対してダウト(本ゲームの用語ではチャレンジ)ができます。ダウトされて、もし持っていることを証明したければその職業のカードを見せます。見せられない、もしくは見せたくなければダウト成功です。ダウト成功したらアクションプレイヤーが、ダウト失敗ならダウトプレイヤーが1ライフを失います。
また、クーデターや職業アクションで敵のライフを奪うこともできます。
ライフの数は手持ちのカード枚数で、2枚から増えることはなく減る一方です。ですので、割とすぐに死にます。ですから、プレイ時間は本当に短いです。15分と言うのは、あながち誇大表示とは言えません。
ライフの他にゴールドと言う概念があります。開始時に2ゴールド。そして収入アクションを実行すると1ゴールド得られます。職業アクションによって得られる場合もあります。
職業の数はかなり多く用意されていて、この顔ぶれによって作戦も変わってきます。
ただし、職業は情報系(青)、経済系(黄)、政治/宗教系(赤)、軍事系(紫)に分かれていて、それぞれ1/1/2/1枚をランダムに選びます。ですので、全体の雰囲気は大体同じようになるようです。軍事系ばかりの殺伐としたプレイとか、経済系ばかりでお金がインフレするプレイとかにはならないようになっています。
こうした特殊能力系ゲームの常で、「アナーキー」と言う拡張キットが出ています。十分稼働するようなら買っても良いかもです。
グアテマラ色と言うのは、特に感じませんでした。そこがちょっと残念。