中黒さんに少し先んじられました‥(^_^;
アンディ・ウィアーの第2作です。
月面の小都市を舞台にしたハードボイルド風。と言っても変死体が先ずごろりん、しばらくたつと容疑者も変死体でごろりんとはなりません。不思議なほど死者が出ない痛快アクションストーリーです。
リーダビリティは圧倒的。
舞台設定と、事件のカラクリの科学的設定は、非常に凝っています。かなり面白いと言って良いでしょう。
人物像のヴァリエーションが少し欠けている感じがしますが、フロンティア群像劇を意識しての人物造形なのでしょうね。そういう意味では、正統派スペースオペラ(宇宙西部劇)と言える気もしてきました。
映画化が決まっているそうですが、主人公、町長、企業創業者と、ハードボイルド系女性が並び立つ作品なのでキャスティングが難しそうです。
個人的には、レネ・ランドヴィグは、マッケンジー・デイヴィスだと思います。
主人公は、ルーニー・マーラですかね。そうすると企業創業者は、キャサリン・ゼタ=ジョーンズでしょうか。それじゃサイドエフェクト?