プチゲームショップの和訳を読んで早速ソロプレイして見ました。
チットアクティベーションの戦術級ゲームです。
一斉射撃、移動(突撃)、機会射撃、防御射撃、白兵戦解決という手順です。
動かすフォーメーションが多く、全体の寸も12ターンと長いので、プレイ時間はかなり掛かりそうです。BGGの表示時間ではできそうな気がしません。1フォーメーションのアクションは、限定されていて考えやすく長考になりにくいのが良い点。
歩兵の射程が2ヘクスなので、CWBと同じくらいの感じです。ただ、射撃の効力がCWBより低く、隣接して同一ヘクスへ突撃するのが割と簡単です。結果として、戦闘の主体は白兵戦になっており、なんと言うか南北戦争と言うよりナポレオニックみたいな感じです。
シチュエーション的には、ミシシッピ川の屈曲部の向こうにある南軍キャンプを強襲して勝ち逃げしてくるのがグラント陣営の任務。面白いのは、攻撃している時はモラルが高いのですが、キャンプを占領した途端に気が緩んでモラルが低下します。で、南軍の反撃を受ける中、渡河点まで戻って船で逃げるという。
南北戦争のバトルゲームはいろいろありますが、シチュエーションとしては非常に珍しい。ミシシッピ川を巡る戦闘ならではという感じです。
デザイナーはポニスケですが、ポニスケらしさを感じないのが少し残念。
でも、ビアアンドプレッツェルな戦術級ゲームとして良い感じではないでしょうか。対戦して真価を問いたい所です。