ここはフランスだ!をソロプレイする2

システムをレビューした所で、再び動かしてみました。前回は佳境から始まる59年シナリオ、今回は最初から始まる55年シナリオです。

55年シナリオでは、アルジェリア全域が不穏な状態(パージ状態)になっていますが、ゲリラ部隊はほとんど編成されていません。フランス側も守備隊以外の正規部隊は数えるほどしかいません。

この状態からスタートするので、実はできることが限られていて非常に考えやすいです。ゲリラ側は、少数の部隊でどうやってFLN支配エリアを作り出すかです。と言っても、フランス側のデフォルト守備隊値がゼロなので、少し送り込めば割と簡単にFLN支配に転換できます。また、フランス正規軍も少ないので、反撃にあって叩き出されることも少ない。なので、進捗は遅くとも、確実に事態は進んでいきます。

フランス側としては、増援は本国が送り込んでくるので港に配置してから展開するだけです。政治チットを初期選択する時に何を重視するかは一昨日も書いた通りで思案のしどころです。政治的に国民の人気を確保して最後の国民投票に備える長期戦方針と、守備隊を強化してFLN支配エリアの増加を押え込んで初期段階でゲリラの成長を妨害する短期戦方針に分かれます。セットアップ時点で初期保有政治チットは選んでしまうので、その後は方針修整が難しいので要注意。何回か対戦プレイして、いろいろ試してみたい気もしますが、相手あってのことなので現時点では何とも言えません。

前に書き忘れましたが、フランス政府が高圧的な短期戦方針を取ると国民の人気が低下して国民投票のタイミングが早まるという問題もあります。まぁ、フランス支配容認の空気が残っている内に国民投票にしてしまうということができるのかどうか、これもプレイして見ないと見通しが立ちません。

とまぁ、ひとまず対戦して見てから、またいろいろコメントしたいと思います。