スペースコーポ:太陽系から出た後の価値観崩壊

という話題になりました。

火星探査をする時代と、太陽系外へ植民宇宙船を送り込む時代とでは、技術に隔世の違いがあるのは当然です。当然ではあるのですが、競技ゲームとして見た時に、そこの不連続性が顕著に過ぎるのではないかという話しです。

火星探査をする時代には、移動2と移動4のカードを足して移動6のアクションを実行して、「おー、頑張ってますねー」という感じ。

ところが、太陽系外へ出ると、移動5のカードに、移動×3、移動×2、移動×2で、合計移動35で、これでやっと1地域の移動にしかなりません。で、終いには移動100を越えるようなアクションを実施してオリオン腕へと飛び出していきます。

まぁ、そんなものかと言う気もするのですが、前の時代で苦労してセットアップしたインフラカードが一瞬で陳腐化するのは、なかなか受け入れにくいものはあります。

その一方で、前の時代の優位性が持続しないので、負けているプレイヤーにとっては挽回の機会が与えられるという利点もあります。全体のプレイ時間がユーロゲームと比べて長いこともあり、勝敗が見えた状態で延々と拘束される苦痛を考慮したのかなと言う気もします。好意的に見れば。

逆に、折角積み上げたリードが簡単に無価値化するのなら、最後の時代だけプレイすれば良いじゃないかと言う議論も当然出てきてしまう所。草場師匠の言われるところの「最終ターン問題」です。

ここら辺で本作に対する好き嫌いは分かれそうな気がしました。この話しは、明日また。