ナイトファイターの感想と評価

千葉会の一日でシナリオを5つ対戦プレイできました。

シナリオにもよりますが、1時間前後でプレイできます。

BGGのレビューにもありますが、個々のシナリオをプレイして競技するゲームではありません。複数のシナリオをプレイして、夜間戦闘技術の進歩を体感するゲームです。

その意味で、全然達成不可能なシナリオ1にも存在意義がちゃんとあります。

名著「レーダーの歴史」のセンスオブワンダーをボードゲームに移し替えた傑作と言って良いと思います。

☆レーダーの歴史を読む - bqsfgameの日記

競技ゲームではないということは、爆撃機側をプレイヤーではなく、アンパイヤと呼ぶことからも良く窺えます。正に探知システムの成否を判定するアンパイヤなのです。

それでいて、たとえ爆撃機側のアンパイヤしかプレイせずとも、上記のセンスオブワンダーはちゃんと味わえるようになっています。

「空襲級」とはまた別の新しいクラス名称が必要な気がしますが、すぐに良いのが思いつきません。「索敵級」と言うのとは少し違う気がしています。「テクノロジー級」とか「イノベーション級」と言う方が感じでしょうか。

SFゲームではテクノロジーツリーを進んでいくゲームがいろいろありますが、あれよりもさらにテクノロジー色が強い気がします。「トワイライトインペリウム」より「銀河大戦記」に近く、それ以上に技術者よりという感じです。

興味のある方は、その場インストでできますので、お声掛けください‥(^o^)