9カードゲームコンテストの一作品。
アステカ帝国の首都、テノチティトランがテーマ。
4色のダイスを3個ずつ使うのですが、ちょうど「エイリアンフロンティア」が都合が良いので、そちらを実家から発掘してきてプレイしました。
クニッツア路線の小品です。
テノチティトランを模した5枚のカードから成る場を時計回りに回っていきます。カードに載っているダイスを獲得する、カードの空きマスにダイスを提供する、テンプルカードに指定された方法でダイスを奉納してVPを得るという3種類のアクションを利用してVPを稼いでいきます。最初に50点に達した側の勝利。
街のカードはランダム配置もできますが、初回なので推奨セットAにてプレイしました。このセットでは、3つのテンプルがあり、
1:値の異なるダイスを奉納して、その個数によりVPを得る
2:同じ色のダイスを3個奉納して、自分の能力をパワーアップする(3段階パワーアップすると8VP)
3:任意の個数のダイスを奉納して、合計値の半分(切捨て)のVPを得る
と言う手法があります。
この中のどれを利用してVPを稼ぐかを考え、盤上のダイスを集めて奉納します。2の能力アップは保有できるダイスの合計値を拡張するなど有用なのですが、同じ色のダイスは3つしかなく、全部を集めてテンプルに辿り着く必要があるので簡単ではありません。
値の異なるダイスを奉納する方がVP的には早く集まりそうですが、ダイスは振るものなので都合の良い出目がタイミング良く手に入るかは多少水物。
ダイスの合計値の半分は大きい目を集めて置けば良いので単純ですが、パワーアップ前は保有できる合計目数制限が厳しいので、まずは一段階パワーアップしたい所です。
他のカードにも特殊能力があり、手持ちダイスの目を調整できる能力は非常に重要。原則として時計回りに隣のマスに移動して行くので(例外あり)、数手先まで読めます。一方で、ダイスの数が限られているので、相手の意図を察したら妨害もできます。
これに加えてプレイヤーの特殊能力があるので、場の種類と併せてリプレイアビリティは高そうです。
テイスト的には、「スカラベロード」辺りを思い出しました。
あれよりテキスト分量が少なく単純なので、英語が苦手でもできます。