最近気になる男性:ブリュッヒャー

国内戦役をやっていると、ブリュッヒャーが気になります。

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ナポレオンの芸術品と呼ばれる「六日間の戦い」で、4度に渡ってナポレオンに負けます。シャンポーベル、モンミライユ、シャトーティエリ、ヴォーシャンです。

しかし、ブリュッヒャーの素晴らしい所は、敗けても敗けても不屈の闘志で立ち上がり続けた所です。そして、「退却す」で扱われるクラオンヌからラオーに掛けて、ついにナポレオンにハードパンチを連続して見舞います。

同様に1815年も、リニーで敗北しながら、撤退すべしというグナイゼナウの意見を敢えて退けてラベレアライアンスへ急行し、ワーテルロー会戦を勝利に導きました。

それにも関わらず、同会戦のゲームタイトルに「ウェリントンズ・ヴィクトリー」はあっても、「ブリュッヒャーズ・ヴィクトリー」はありません。そもそも、この会戦がワーテルローと呼ばれるのは、ウェリントンの司令部がワーテルロー村にあったからです。

ウェリントンの功績を貶めるつもりはありません。が、大陸同盟軍が最終的に勝利するに当っては、プロイセンオーストリアが幾度にも渡ってナポレオンに敗れながら立ち上がり続けたことが重要と最近は感じています。

ブリュッヒャーは、猪突猛進型で、ともすれば粗野と表現されますが、不屈の闘志と、自らの非才を自覚してグナイゼナウシャルンホルストを登用した見識はさすがだったのではないかと。

ブリュッヒャーの適当な一代記がないかとamazonを検索したのですが、良いものがないのですね。どこまでも脇役扱いで不遇な感じがします。

そう言えば、「ナポレオン退却す」というタイトルもなんですよね。

どうして「ブリュッヒャー、ついに勝つ」じゃないんでしょう? 売れないからですかね?