☆モンテクリスト伯(下)を読む

三分冊の最後まで来ました。

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間に「海の鎖」を挟んだことで、登場人物問題に再び悩まされてしまいましたが、一旦、軌道に乗ると一気呵成に最後まで行きました。

「虎よ虎よ」のインスパイアリングの復讐譚というので、もっと強烈な小説かと思っていましたが、意外なほどにマイルドで驚きました。リーダビリティは良好です。

少年文庫とは言え三分冊なので、さすがのボリューム感はありました。完訳でもう一度読むかどうかは微妙な感じです。

主人公を陥れた三人組は確かに悪い。でも、個人的には元婚約者もかなり悪いのではないかと言う気がします。彼女を助けるには及ばない気がします。わたしなら助けません(苦笑)。

デュマでは、萩尾望都が劇画化した「王妃マルゴ」を読む方が優先順位が高いかなと言う気がします。

取り急ぎ、読みかけの直木賞を読んでしまわなければ。