ヘルシンキ1918をソロプレイする

 やってみました。

 いろいろとユニークなルールが多くて、ともかくセットアップしてルール首っ引きで手順に従ってプレイしていくことで、少しずつ判ってきました。

1:不定形ターンシークエンス

 多くのウォーゲームは、A軍の手順、B軍の手順を交互に繰り返します。本ゲームではドイツ軍と赤軍がダイスを振り合い、大きい目を出した側の手番が発生します。両者がタイだった時だけ白軍の手番になります。

 またターン数という概念はなく、ドイツ軍が1アクションを実行するごとに時間トラックが1マズ進みます(昼間であれば15分)。

 なので、ドイツ軍と赤軍のアクション数は均等ではありません。ドイツ軍のゲーム終了までのアクション数は保証されていますが、赤軍のそれはダイス次第で多かったり少なかったりします。一方で、赤軍のアクションが発生した時にだけドイツが得られるリソースがあったりもするので、単純にドイツのアクションばかりなのがドイツにとって良い訳でもありません。

2:独特の移動システム

 多くのウォーゲームではユニットに移動力があり、これを1ヘクスごとに消費して移動します。本作には移動力はありませんが、地形には移動ポイントがあります。平地だけを移動すると3ヘクスまで、道路だけを移動すると4ヘクスまで、都市ヘクスに移動すると1ヘクスだけ移動できます。

3:独特の戦闘システム

 多くのウォーゲームではユニットの戦闘力を比較してCRTで判定します。本作では互いにユニット数分のダイスを振り合い、それぞれの一番大きな目を比較し、大きい方が勝利します。