千葉会:グロスベーレンをカードを使って対戦プレイする

 すっかり遅くなってしまい申し訳ございません。

 グロスベーレンを今回はカードを使ってプレイしました。

 最初のターンのモードカードが良く判りません。

#6 分散で、行軍中の部隊を指定すると、行軍移動で退却するのでしょうか。そうだとすると、道路移動率が高いのでアッと言う間に盤外に出てしまうのですが、出てしまったら今度はどうするのでしょうか?

#4 遅延が発動状態の時に通常増援は受け取れるのでしょうか?

 前者は行軍移動はしない、後者は受け取れるとしたのですが、確定的な論拠はありません。

 例によって勝利都市は両方ともプロイセン軍が占拠しているので、第1、2ターンにプロイセン軍は2点ずつを取れます。

 しかし、今回のプレイではレイニエールが順調に活動し、逆にビューローが不調だったので、フランス軍グロスベーレンを上手く攻撃し、第3ターンに奪取しました。

 この時にグロスベーレンの西にあるシャトーも一緒に奪われてしまいました。しかし、後攻の連合軍手番でビューローがついに目覚め、シャトーヘクスを攻撃して奪回します。

 第4ターンには、フランス軍がVPペナルティのあるカードを使ったので再び連合軍が2点、第5ターンにはグロスベーレンを奪回して再び2点で、累計7点。

 第6ターンは1点だけ。

 第7ターンには連合軍は選択増援カード(-3VP)を使ったので-1点。

 ですが、第8ターンに連合軍はリーダーをプレイすることができ、総司令官ベルナドットが登場しました。ベルナドットが登場すると、その指揮値により毎ターン、ビューローを確実に活性化できるようになるので非常に大きいのです。

 第9ターンのフランス軍カードドローで「二日目の戦い」を引けず、シナリオが初日の夜までという見通しになった所で、連合軍が8VPを保有しており、逆転不可能なのでフランス軍の投了となりました。

 

 初めてカードを入れて対戦しましたが、ソロプレイで懸念していたほどには大味ではありませんでした。効果が大きいカードにはVPペナルティが付いているので、結果としてそんなに凶悪ではないのです。

 本シナリオのように最終的な勝利得点の水準が低い場合には、-3VPと言うのは、いくら強くてもプレイしないでVPを温存する方が有力かも知れません。それでも連合軍が選択増援を使ったのは、選択増援1が来ない限り2が来ない、さらに3も来ないという制約があるので使う価値はあるという判断でした。

 また、選択増援カードが2枚しかないので、1枚使って初日の夜にデックに戻しておかないと絶対に選択増援3(ロシア騎兵軍団)が来ないことが確定してしまうという連合軍の本シナリオ固有の事情もありました。

 ここらへん、シナリオ個別ルールとカードデックの構成を睨んで良く考える必要があり、なかなか考えさせられます。

 総合的に見て、前言を覆しますが、カードルールは「あり」なのではないかと思います。