×フリーウェアを読む

 ルーディ・ラッカーです。リアル古書店、たしかブックオフ

 個人的には、「ホワイトライト」以来のラッカーです。

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 いわゆる●●ウェアシリーズの3冊目ですが、1冊目と2冊目を黒丸さんが訳出されたのは1989年のことだそうです。本書は2002年。あとがきに大森さんが最終作リアルウェアのあとがきで逢いましょうと書いてから22年が経ちました。もう出ないのでしょうかね。ウェアシリーズ以外の訳出予定も挙がっているのですが実現していません。賞味期限切れでしょうか。

 ラッカーは本業が数学者だと言うので、背景設定には割とロジカルなものがありそうに感じられて、それをちゃんと理解して読もうなどと思うと、さっぱりページが進みません。

 まぁ、こんなもんかぁ的に読み流して読んでも、決してリーダビリティは高くありません。「ホワイトライト」と比べても読みにくいです。

 一応、シリーズ先行作品との設定共通性はあるようなのですが、読んだのが30年以上も前なので全然思い出せません。前述の理由で、「読み返そうか」ともあまり思いませんでした。