再放送を娘と一緒にお留守番しながら観ました。
スバルのアイサイトです。
故あって、一昨年からアイサイトの付いたフォレスターに乗り換えたので、非常に関心を持って見ることができました。
交通戦争の時代に始まった運転支援システムを発展させて、道路状況からドライバーに警告を出すシステムから一歩踏み込んでブレーキを掛けて安全停止するシステムにするまでの開発部隊の苦労を描いています。
両眼視による前方状況判断システムの開発。しかし、そのシステムでも雨の夜は上手く前者との距離を判定できないという問題に行き当たります。それまで、夜の画像はどうやって明るくして情報量を増やすかと考えていたのを、逆転の発想で暗くして前車のテールランプだけ残すことで前車との相対距離、相対速度を判定するようにしたコロンブスの卵。
初代の開発チームリーダーの元で、上司に噛みつく扱いにくい部下と評判のあった柴田が自由にやらせてもらって、次のチームリーダーになる。その柴田が、若い開発者に任せて我慢を重ねる。
その開発者丸山が柴田語録を記録していたのが登場してきて、以下が響きました。
「丸山君の限界が、スバルの限界だ」
おー、スゴイですね。筆者も36年間、開発エンジニアでしたが、本当の第一線と言うのはそういうモノだと思います。
どんなスゴイ技術でも実験や開発の最前線で手を動かし悩んでいるのは往々にして一人なのです。その一人に、その技術は懸かっていると思います。