レジェンドビギンズ日本語版が予告される

クロノノーツゲームズで予告された。
「デシジョンインフランス」、「ウクライナ43」に続いての日本語化でシモニッチの傑作が出揃うのは素晴らしい。この3作に、先立つ「キャンペーントゥスターリングラード」を加えた一連の作品は、作戦級ヘクスウォーゲームの一つの頂点を成したという気がする。
特に「レジェンドビギンズ」は美麗なマップと、ユニット密度が低く作業より作戦に注力できるところが素晴らしいと思う。北アフリカ戦のコマンドコントロールと補給の悩みにフォーカスしたシステムとしては、もっと先鋭的なものも出ているのだが伝統的なヘクスウォーゲームのデザイン技術の蓄積として一番高いところでバランスしているのは「レジェンドビギンズ」だと思う。リノ版をメーカーに直接頼んで買い、イタリア戦から始められる拡張も案内をもらって買ったのは遠い昔。テラン版を入手して、シークエンスのプレイアビリティが大幅に上がったので亡くなられたKOSさんとついに対戦したのもかなり昔になる。その後、なかなか重厚な本作品をプレイする機会もなかろうと手放してしまったのだが、日本語化されれば事情も多少は好転するだろうから再入手して見たいものだ。
国際通信社の最近の再販は良心的な作りのものが多いので、そこへの信頼も購入を後押してくれているかも。