マーレノストラムの長所として、トーチ作戦以降も、ロンメル戦役と連続してプレイできることを挙げた。
提督さんが実際にプレイしたそうで、自由度が高く複雑なシチュエーションだそうだ。なかなか興味深い話しだと思っている。
で、チュニジア戦のゲームを探したのだが、実は意外に見つからない。入手しやすさと言う点では、コマンド日本語版91号に付録化されたチャドウィックのレースフォーチュニスとブラッディカセリーヌの二部作がある。
同じ題材として日本で発売されたものとしては、HJのチュニジア大突破(デシジョンアットカセリーヌ)もある。これはヴァンス・フォン・ボリスのシリーズ作品で、他にロンメルアットベイ、パットンゴーズトゥウォー、ヘルファイアパス、オコナーズオフェンシヴなどがあった。
改めて確認したら、北アフリカのベストゲームと思っていたレジェンドビギンズには、チュニジアどころかトリポリすらヘクスマップ範囲にはない。
バーグ先生の古典、デサートフォックスもチュニジアは視野になく、ナイルズの続編トレイルオブザフォックスになってしまう。
斯様に北アフリカ戦役と言うのは、狭義の「ロンメル到着からエルアラメインまで」と言う扱いが一般化しているようである。レジェンドビギンズがイタリア軍の攻勢から始まっているのも、二版の拡張キットが本体に融合されてからの話しだ。
チュニジアがマップにある北アフリカ戦役と言うと、意外なことに高梨先生のアフリカンギャンビットがチュニジアまで存在していて、ゲーム期間も1943年6月まで続けるようになっている。