ストーンウォールインザヴァレー:カーンズタウンをソロプレイ

bqsfgame2006-10-13

本当に久しぶりにGCACWをプレイした。
シリーズ中、時期的には最初に位置するジャクソンのヴァレーキャンペーン。シナリオ1は、その緒戦のカーンズタウン。戦術的にはジャクソンの敗北だが、バンクスは3倍の兵力を有しながら決定的な勝利を収めることができず、また逆にジャクソン完全撃破の希望を持ってしまいマクドウェルの部隊ともどもシェナンドア峡谷に掛かりっきりになってしまったというのが戦略的には失点となった‥という史実の理解。
勝利得点設定を見ると、北軍は170点を取得しなければ勝利できない。最初にジャクソンが位置しているウィンチェスターを奪うと100点。これは達成容易。それ以外の得点としては峡谷の奥に位置するストラスバーグまで進めば加えて20点。南軍を1戦力削ぐごとに10点、自軍が1戦力損失ごとに−10点。そして戦略的に重要な峡谷からの撤退を実施すると1戦力につき3点となっている。
ゼドウィックの師団を温存して経緯が良ければそのまま撤退させれば16戦力で48点。これにウィンチェスターの100点を加え、ジャクソンに自軍の損害以上のダメージを与えればギリギリで行けるかと思ったのだが甘かった。ジャクソンの戦術値4は、大抵の北軍の戦術値2と比べて2段階高く、結果として戦力比2段階を相殺する。つまり、3:1で攻撃しても普通の1:1にしかならない。さすれば、兵力の多さで包囲して‥と行きたいところだが、機動自由度が当然のように南軍が高いゲームなので簡単には行かない。
ジャクソン側で試しに反攻に出てみたところ疲弊してしまい動けなくなったところで一度窮地に陥ったが、それを逃げ切った後は安全運転に切り替えた。南軍に安全運転されると、北軍は一生懸命に包むように前進するのだが、ストラスバーグまで14ターンで進めるかどうかは見通しがはっきりしない。また、戦力消耗もどうしても攻勢側が多いので、相手に大きなダメージをという思惑のようには行かない。
どうも一旦は全師団を投入して、ジャクソン退治の目処が立ってから一部撤収と言うことが必要なのかも知れない。とは言えバンクスは部下より消極的で総攻撃の期待に欠ける司令官なので頭が痛い。南北戦争初期の北軍の悩みの典型というべきか。
戦力規模が小さいヴァレーキャンペーン全体の中でも緒戦と言うこともあって特に小規模。それでも結構プレイのしごたえがある。久しぶりにプレイしたが、やはりプレイして楽しいゲームシリーズだと思う。部隊規模が大きいが機動余地の小さいリッチモンドより、こちらの方が断然好み‥(^o^)