たかさわさんと「CWBを是非やりましょう」と言って久しいが、ようやく実現。
MMPの「スリーバトルズオブマナッサス」は、第一次、第二次、仮想戦の第三次のブルランのトリプルバトルセット。その中のゲイマーズで出版されていた第二次ブルラン戦のオーガストフューリイのリメイク部分がオーガストフューリイ2になる。
第二次ブルラン戦は、大雑把に言ってマクレランが半島から帰還する前に南軍がワシントンへ転針、これをポープが迎え撃つシチュエーションだ。此処でリーはリスクを取ってジャクソン翼を左へ大きく旋回させた。これをポープは各個撃破のチャンスと見て積極的な機動で対応した。
ポープはジャクソンの位置を特定できていなかったが、キング(マクドウェルの第三軍団)の部隊がジャクソンが潜む展開位置の前を横切った時にジャクソンは絶好の側面攻撃の機会を逃すことができずに攻撃を開始した。これが初日のブローナー農園の戦いである。これは戦果を挙げたが、その一方でジャクソンの位置を北軍に知らせてしまった。
これを受けてポープは各軍団にジャクソン翼の包囲殲滅を目指す命令を出したのだが、命令書の書き方が悪く完全には命令は各軍団司令官には理解されなかったと言われ、今に至るも様々な議論を呼んでいる。
今回プレイしたのは、シナリオ2で、初日の上記の状況を受けて二日目の戦いになる。
たかさわさんが担当した北軍は、シーゲルのシュネック、ミルロイ、シュルツの三個軍団レイノルズの独立部隊をもって、工事中の線路と言う一種の塹壕線の背後に準備して布陣しているジャクソン翼を攻撃するという無理な命令を受けてスタートする。ジャクソン翼は、ヒル、ユーエル、タリアフェーロから構成されていたのだが、この日は筆者がユーエルの部隊を配置間違いしてしまい、ヒルとタリアフェーロの部隊が中央にギャップを空けて配置してある状況でプレイが始まってしまった。結果として北軍は中央のギャップを目指し、南軍はギャップをいかに塞ぐかと言う史実と関係のない機動からスタートしてしまった。
いずれにせよ、若干、無理のあるポープの攻撃命令により北軍が損害を受けて攻撃中止するというマクロなレベルでの史実は再現された。この後、両軍どちらの増援が先の到着するかが問題なのだが、このゲームでは増援は毎ターン増援チェックをする方式で、到着はランダムになっている。
幸いにして南軍のリーとロングストリートが先に戦場に到着し、この到着により指揮命令系統が確立された南軍が追撃命令を実行することになった。
プレイの終盤では南軍の攻勢が実際に開始されたところまでとなった。
計算した結果、土地目標で南軍は2点リード、これに加え北軍の戦力の一部が瓦解したことでも得点を加え、史実を若干上回る戦果を挙げて南軍の戦術的勝利となった。
史実では南軍の増援主力の攻撃開始は三日目に入ってからだったので、半日以上早く南軍の反撃が始まり、北軍の増援は間に合わなかった。