トワイライトストラグルをソロプレイ

早速だがソロプレイしてみた。
率直な感想は、「うーん」と言うところ。つまらなくはないが、面白いとも言えない。
大きなフレームワークで言うと、このゲームはヨーロッパ、アジア、中東、中米、南米、アフリカの6地域について決算のタイミングが回ってくる時点でその地域で多くのマーカーを配置して地域内の国をたくさん押さえていると点が取れるというビッディングゲームである。
此処まで単純化して書いてしまうと、はてどこかで見たような‥と思う方もあるだろう。そう「古きローマの新しいゲーム」やGMTの「ローム」に収録されていた「インペリウム(帝国)」と同じなのである。もちろんもっと複雑になっているが、大きな枠組みとしては近いだろう。
さらに言えば、クニッツアがビッディング構造を複雑にした「アメンラー」のようなゲームは、ただ悪戯に複雑なだけで面白さに寄与していなかったが、このゲームもゲームシステム論的には同じような危惧を感じる。
それにも関わらずこのゲームが持てはやされる理由は二つあるのだと思う。
一つは、多くのウォーゲームブーマー世代のウォーゲーマーにとって、このゲームの題材とする冷戦時代は同時代であり、多感な青春時代を送りウォーゲームに目覚めた時代だということだろう。したがって、歴史書やドラマ・映画で知った時代とは違う、自らが直接体験した時代としてナポレオニックや南北戦争とは全然違う親近感がある。これはわたし自身も感じる。
もう一つはルールが少なくプレイ時間も慣れればそれほど長くなくプレイしやすいということだろう。親しみが湧く題材でプレイしやすいとなれば、ともあれ手にとって遊んでみるのに躊躇はないだろう。実際、わたし自身も発売予告から実際にプレイするまでは、これほど心待ちにした出版もなかなかなかったというほどワクワクして待っていた。
ただ、実際にプレイした感想としては、期待が大きすぎたこともあるかも知れないが、かなりガッカリしたというのが偽らざる感想で、それは今回のソロプレイでも残念だが変わることはなかった。気が向けば明日その辺りを少し掘り下げるかも知れない‥(^_^;