フェンドラゴンズファイトを入手

bqsfgame2007-02-09

某所で話題になり気になって入手。「When xxxx fight」は英語版コマンドが好んで付けたタイトルだが、今回はドラゴン。いつの時代のどこの戦争かと思えば、中国による台湾侵攻の仮想戦で、設定は2003−4年。発行は2001年と思われるので近未来だが、既に過去になってしまった。
ちなみにこの54号が英語版コマンドの最終号になったとされる。表紙は例によってゲームと何の関係もなくカスター将軍だし、ゲーム関連記事はとって付けたように2ページだけボンバ本人が書いている‥(^_^;
この号とゲームでは特にボンバがイロモノの題材をプレイして面白いゲームにすればいいや‥という姿勢が見えるような気がする。その意味ではボンバはB級SFゲームデザイナーになれば素晴らしかったろうにという気がする。個人的にはヒストリカルシミュレーションゲームをプレイするときには、ヒストリカルな知見を与えてくれることやシミュレーションとしての洞察を与えてくれることを期待しているので、およそこちらのニーズとは噛合わないデザイナーだと思う。
ミランダが、SFゲームをデザインするときにはSFゲームらしい切口を大事にし、一方でヒストリカルシミュレーションをデザインするときはちゃんとヒストリカルでシミュレーションな切口をこなせるのと比べると、ボンバという人はどうもそこらへんの区別がない人だなという気がする。シリアスとスラップスティックを書き分けられるのがミランダだとすれば、スラップスティックしか書けないのがボンバではなかろうか‥(^_^;