その昔、SF界のアンソロジーが林立したときに、ウォルハイム&カーの「ワールドSF」が中道保守、メリルの「ベストSF」が中道革新と言われ、邦訳されなかったハリスン&オールディスのアンソロジーが両者のカバーしない極右と極左と言われたことがあった。
最近、いろいろなところで話しをしていて思うのだが、どうも当方のゲームに対するスタンスはハリスン&オールディスに近いらしい‥(^_^;
確かに考えてみると、ゲームとして遊ぶユーロゲームや子供向けゲームにはゲームらしさを徹底的に求めるし、ヒストリカルシミュレーションとして遊ぶペーパーウォーゲームには歴史やシミュレーションとしての洞察を求める一方でゲームとしては多少の機能不全があってもやむなしと思っている。
その意味で両者の中間的なポジションのゲームについては、中途半端なものとして評価が厳しくなる。コマンド&カラーズや、タイ・ボンバ先生あたりに厳しいのはそういうことなのだと改めて自己理解している。
かくて「ゴーゴーカニーラ」や「手さぐりゲーム」を賞賛し、「アメリカンメガファウナ」や「サンダーズエッジ」を遊びこむということが矛盾なく自分の中で両立しているのである‥(^o^)ヨカッタヨカッタ