カタンの開拓:歴史シナリオ:トロイをソロプレイ

bqsfgame2007-02-18

クフ王のピラミッドに続いて、歴史シナリオセット2の「トロイ戦争」をソロプレイしてみた。
このシナリオの最大のポイントは、トロイ戦争が行われているということ。各プレイヤーは周辺の都市国家の立場で自身の発展を行いつつ、どちらかの陣営に立って支援物資を送り込む。陣営は初期配置でシークレットカードで指定される。支援物資も手札から建設の代わりに秘密裡に送り込む。種類によってどちらの陣営のポイントとしてカウントされるかが決まっているので開けてみて種類ごとにカウントして決着を付ける。支援物資カードは4枚セットアップからスタートし、10枚を越えると7枚を開けて勝敗を判定し残りは伏せたままプレイを続ける。このため送り込んだ枚数を睨んでプレイしても、なかなか誰がどちらの陣営を応援しているのかわかりにくくなっている。
このシステムがある都合で偶数人数でしかプレイできない。今回は4人想定でやってみた。先日のクフ王は3人想定な上に、特例で開拓小屋3個スタートで、12VP終了。このシナリオは、通常スタート(開拓小屋2個)で、15VP終了。このためプレイタイムは先日の3人ピラミッドよりかなり長くなり、少々、かったるく感じたのは事実。
しかし、トロイ戦争というチーム対戦要素が盛り込まれているのは面白い。15VP設定だが、トロイ戦争の帰趨で最大6VPが入り、支援物資を送り込んだ交易から航海ルートの建設でもVPが入るようになっている。このためトロイ戦争へ肩入れするモティベーションが上手くできており良いデザインだと思う。
少しプレイタイムを短くしてやると非常に良いシナリオになるのではないかと思った。今のままでも一応の合格点ではあると思う。