SNSで数年前から実施されている日本版ワンハンドレッドゲームズに初めて投票した。
投票した時点の気分によるところも大きいのだが、それなりに自分のオールタイムフェイバリットではあると思う。
1:サンダーズエッジ
2:アメリカンメガファウナ
3:アップフロント
1位は近日再戦予定と言うこともあってサンダーズエッジ。このくらい熱意を持って何年も掛けて取り組んでいるゲームは他に例を見ない。2位は昨年の夏のスマッシュヒットだったアメリカンメガファウナ。そして3位は古典的な傑作でありながら、今も全く古びていないアップフロント。この3つは飛びぬけている感じがする。
4:ヴァーティゴ
5:スペースハルク
6:ネットランナー
7:アウトポスト
4位から7位も数年越しで今も遊ぶゲームが入っている。ヴァーティゴは環境問題の先駆的問題作だが、国連の存在、各国の利害の対立、繰り返される歴史の愚行と、今の時代を予言していたかのようなシミュレーション性には驚嘆せざるを得ない。ユーロ系のゲームの20世紀の最高傑作と言ってもいいかも知れない。スペースハルクは競争の激しいミニチュア戦術戦闘ゲームの中で今もプレイされる古典的な傑作。プレイアビリティとプレイバリューのバランスが高く、二版は本体で綺麗に完結してまとまっているのが素晴らしいと思う。ネットランナーは、ガーフィールドの鬼才ぶりがもっとも発揮されたTCGだと思う。7位のアウトポストは、設備拡大型マネージメントゲームの古典的な傑作。いまでも類似のゲームの中で一番魅力があるのではないかと思う。
8:フォーザピープル
9:リーフエンカウンター
10:サイバーノート
11:マジックレルム
12:南極未来戦争
13:バス
14:スターウォーズ:クイーンズギャンビット
15:コリアンウォー
8位以下になるといろいろ。フォーザピープルは、南北戦争ウォーゲームとして、カードドリブンゲーム代表としてという感じだが、必ずしも傑作と言い切って良いのかまだ疑問が残る。南北戦争ゲームの決定版はまだこれから出てくる余地があるのではないかと個人的には思っている。9位のリーフエンカウンターは緊密にメカニクスが絡み合ったユーロ系のゲーマーズゲームの代表と言ったところだが、ゴアとか他にも候補がありどれを入れるかはその日の気分だろうか。10位はジョー・ミランダの最高傑作。雑誌の付録ゲームからいろいろ入れたかったのだが15個だとなかなか入れられず、これだけはという感じ。11位はリチャード・ヘムレンの最高傑作。今の時代の基準に照らせば問題が多いのは承知の上だが、これやハーマンの火星の大元帥ジョン・カーターなどはRPG前夜にボードゲームでこの着想を纏め上げたのが凄いと思う。12位はSPI代表で南極未来戦争。SPIの中でこれをトップに挙げる人はほとんどいないと思うが、同社の得意だった現代戦とSFの両方に属しており、プレイアビリティとガチなシミュレーション志向のバランスも取れている。13位は、今年個人的にブレークしたスプロッターから。どれを入れようか迷ったが、世評に左右されず自分の好みのバスを。14位は、ハスブローからスターウォーズ:クイーンズギャンビット。今でこそプラフィギュア満載のゲームは枚挙に暇がないが、スターウォーズという映画のビッグタイトルとのタイアップでこそ当時でも実現できたゴージャスコンポーネント。映画ゲームでありながら、内容が濃いゲーマーズゲームだったのも個人的には嬉しかった。その後、ハスブローの映画ゲームはライトな方向へ転針、縁がなくなってしまった。最後はVG代表としてバルコスキの傑作コリアンウォーを。プレイアビリティの高さ、戦局が二転三転した題材の全体をカバーして完成度が高いという奇跡的なデザインに敬意を表してという感じだろうか。
GDWとWEが入っていないし、歴史や進化の浪漫という点ではヒストリーオブザワールドもウルズッペも入れたかったのだが15だと全然はいりきらない‥(^_^;