フローティラのルールブックを読んで感じる印象の爽やかさは、「艦隊視点」ということが貫かれている点だと思う。個々の艦のディティールに煩わされる部分がないように主旨一貫したデザインがされている。
このためルール分量は少なめなのだが、その分量にも関わらず詰め切れていないのは少々残念。
大型艦１＋中型艦４からなる艦隊同士で試しにソロプレイしてみたのだが、プレイは本当にサクサクと進む。ウォーハンマー４０ｋでもそうだが、インチの巻尺が欲しいなと思う。あと１０面体ダイスが色違いで一揃いあると便利だなという気がした。そんな不備もありながら１時間ほどで両軍とも相打ちで全てが消えてしまって戦闘は終わってしまった。呆気ないほどで、これだと確かに複数の艦隊が一人で展開できるだろうという気がした。
全体として思うことは、フリーでＤＬできてしまうのが不自然なほど、「ありだよね」ということ。おかしな話しだが、もっと高価な同じ題材の他の多くのゲームより優れている部分が十分にあると思う。
