SGC例会:1846を対戦プレイ

bqsfgame2007-08-13

先週に引き続き鬼才トム・レーマンの1846。
今回は先週の経験者ばかり、1名減って4人プレイ。こうなるとかなり時間が縮まって、短時間で濃厚な18になるのではと期待したのだが‥。
結果から言ってしまえば6時間半掛かって完全終了。押しも押されもしない長時間18であることが実証された形になった。人数が減って、プライベートも企業も減って、列車も減って、銀行サイズも小さくなって、どうしてこれでプレイタイムが減らなかったのかは謎。特別に長考する人がいたという訳でもなかったと思うのだが。
プレイそのものは、先週同様、常に深刻な意思決定が続く、非常に濃いものだった。現時点までわたし自身がプレイした18の中では、一番密度が高い18だと思う。18GLと1830は、1846の登場でプレイしたいゲームの候補から外れてしまった。
さて、プレイの方は今回は初手イリノイ鉄道という先週の反省から出た結論が実現、しかも、プライベートの偏りが今回もひどくラスト選択のはずの初手プレイヤーが一番良いプライベートではないかと目されるメール列車を持っていた。となると、俄然このプレイヤーが走る訳で、実際株価は鰻登り。
しかし、そこに落とし穴があったようで、先週のわたしのB&O同様、社長が十分に自社株を購入できず結果として自社の繁栄の果実を十分に得ることができていなかった‥とは社長の自戦解説。
そうこうしている内に、当初4社がそれなりに軌道に乗り、残る2社の創設が議論される時期に。イリノイプレイヤーは優勢の意識を持っていて動かず、結局、劣勢だったグランドトランクプレイヤーが二社目のエリーを創設、続いてC&OプレイヤーがB&Oを創設した。わたしはNYCだったのだがプライオリティの位置の関係で二社目を手に入れられず、親和性の高いエリーに出資することにする。
NYC、グランドトランク、エリーの三社協調を維持することを持ちかけるが、此処でエリーの社長から意外にも否定的なニュアンスが返って来てビックリ。正直に言って、この時点で勝機はなくなったと思うが、それでも交渉のタイミングを自分に一番有利なタイミングで仕掛けたので、1対2のハンディにも関わらずシカゴに先にトークンを置かせてもらってエリー/グランドトランク陣営と対決する道を選ぶことにした。結果から言えば、おそらく交渉時点で最下位だったものが、エリー/グランドトランク陣営を抜いて3位に浮上したので善戦したと言えると思う。しかし、下位プレイヤー同士でガチで線路を争ってしまっては上との差は広がるばかり。
結局トップ争いは、イリノイ対B&O+C&O陣営ということに。最後は久しぶりに見た見事な雷撃戦で、B&Oに資産を引き上げておいてのC&O社長権のイリノイへの移転が炸裂。これに対してイリノイプレイヤーは、イリノイの2本の列車を2社に分配してそこそこで続ける道を選ばず、残りORが十分にあることに賭けて全面的な手出しでもう1本の列車を購入。
しかし、結果から見ると、予想より早くORは終わってしまい、手出しをした分だけ差が広がった恰好で、意外な大差でB&Oプレイヤーが勝利した。