ショートゲームレビュー:アルティメタム

bqsfgame2008-03-23

1979年のヤキント社のフラットボックス作品。
ヤキント社は往年のHJ社やTACTICSのサポートに入っていなかったので日本での普及度は低く、少なくとも日本では今ではあまり話題に上がらなくなってしまった。しかし、少なからぬゲームを出版しており、当時の水準から考えれば、かなり先進的なデザインのものもあったように思う。
このアルティメタムもそうした先進的なデザインの一作。題材は米ソの核戦争であり、北極を挟んで両者が対峙するマップを使って核ミサイルと戦略核爆撃で相手の人口を破壊しあって争う。最近のゲームで言えばウォープランドロップショットの戦略マップの部分だけと近い切口である。
ゲームはベーシックゲームとトーナメントゲームに分かれている。
ベーシックゲームでは決定的な戦略核戦争を1ターンだけでプレイする。想定は年代の異なる6つが用意されており、いちばん古いものは1962年のキューバ危機、以下、1968年のヴェトナム戦争、1970年代半ば、1981年、1987年、そして最後は2000年となっている。2000年になっても米ソ2強が対峙しているという予想が外れたのはご承知の通り。このゲームの出版段階では1981年さえも近未来だったのだから仕方がない。