侵略への対応

地球防衛軍とセブン(以下略してTDF)側の対応は二段階に分けられる。
まず暗躍段階の侵略は伏せられており内容が不明で、撃退するために攻撃することができない。そこで、その実態を明らかにするために偵察しなければならない。
個々の侵略計画は、その性質により侵攻領域が6つの中から指定されている。偵察はこの6領域に対して毎ターン、TDF隊員を配置してダイスロールで判定して実行する。隊員の能力に偵察に使う兵器の修整を加え、さらに侵略者側で侵略計画の性質による察知されやすさの修整、進捗状況(進んでいるほど察知されやすい)を加えて判定を行う。
また、侵略計画には暗躍段階で進展できる限界値が指定されており、その値に到達してさらに進展させようとすると侵略者側が自ら公開しなければ進展させられないようになっている。
こうして、侵略はその進展に伴っていずれは発覚するようになっており、その時点から対象侵略領域に配置したTDF隊員と兵器によって攻撃が可能になる。
TDF隊員による攻撃は隊員の基礎攻撃力に兵器修整、さらに侵略の特性によりTDF隊員の攻撃に対する脆弱性の修整があるのでこれらを加えて判定する。TDFでは攻撃しにくいものだと、1/6くらいでしか成功せず、しやすいものだと5/6くらい成功するものもある。一回の攻撃は隊員単位で実行できるので多くの隊員を配置すれば、それなりのダメージを与えることができる。しかし、他の領域での他の侵略も同時に進行しているので、そちらへの警戒が疎かになる。与えたダメージが、その侵略計画の宇宙人の強さを反映する戦闘力を越えると撃退したことになる。
さて、TDFが全ての侵略を撃破することは困難なので、われらがウルトラセブンの登場となる。モロボシ隊員を配置した領域において、変身判定に成功するとセブンが登場する。セブンは使用する攻撃法を選び、それに対応するエメリウムエネルギーを使用する。強力な攻撃ほど大きなエネルギーを必要とする。セブンの攻撃が、宇宙人を破ればもちろん撃退できる。できなくても、セブンの防御力以下の差で破れた場合はそのまま継続戦闘をして、次の攻撃法を選んで戦うことが可能になっている。
エメリウムエネルギーは、有限で補充不可能なので、全49話をどう戦いきるか、TDFとセブンは協力して考えていくことになる。
TDFの主な任務は敵の侵略の早期発見であり、その結果、TDFの攻撃が有効な敵を早期に発見できた場合には、望ましくはセブンの力を借りることなく撃退してしまうことだ。しかしながら、いくつもの侵略計画が並走する中では撃退まで手が回らなくなり、そこでセブンをどう頼るかが重要になる。
ちなみに、カプセル怪獣も使用できるが、それなりの強さ(弱さ)になっている。
[つづく]