千葉会で1898を対戦プレイする

bqsfgame2009-07-20

先月の「リメンバーザメイン」が面白かったのに味をしめて‥(^_^;
しかし、これは完全に失敗だった。
ルールを読んでいた時点で、もしかしてダメダメではないかと不安を感じたのだがその通りだった。
以下問題点。
1:作戦マップ上で敵艦隊と遭遇することが難しい
多くの任務では作戦の全体の移動を作戦開始時にプロットしてしまう。そうした艦隊同士が偶然にあるターンに海上で同じマスを通過する可能性は非常に低い。
と言うことで2ターン先までしかプロットしない迎撃任務の艦隊を利用して、盤上を航海してくる敵の輸送任務の艦隊の移動を見切って遭遇させるようにする。これが結構、ハードルが高い。
2:折角、遭遇してもほとんど砲戦になどならない
戦術マップ上で一定の距離から戦闘はスタートする。しかし、彼我の艦隊の速度差が大きくなければ、多くの場合はお互いに1ラウンドに移動できるヘクス数は同じで、結果として劣勢の側が全力逃走を決意すると捕捉できずに盤外へと逃げ切られてしまう。
しかも、米西戦争の本モジュールでは、砲撃戦の射程距離がシリーズ通常より短いものだから、この傾向に輪を掛けている。
3:結果としてしょっぱい展開にしかならない
結果として敵の輸送船を沈めたとか、敵の沿岸を砲撃したとか、そんなことで細かいポイントを稼いで争うばかりだ。挙句の果てに、軍艦の攻撃力が不十分な割りに商船が頑丈だったりして、武装商船に駆逐艦が苦戦したり、水雷艇くらいだと魚雷の一撃必殺に失敗すると返り討ちにあったりもする。はなはだ盛り上がらないこと夥しい作品だった。
他のWW1のメインのシリーズ作品ではどうなのかわからないが、少なくともプレWW1の本作品はゲームとしては盛り上がりに欠けることは間違いない。なんとなく日露戦争の1904も同じようなレベルなのではないかという不安を感じさせる‥(^_^;