引き続き、シナリオ9へと進みました。
いよいよ終りが見えてきました。
さて、シナリオ9は対艦爆撃で、太平洋です。
攻撃側は、一式陸攻が10機、プラス敵艦隊背後に照明弾を投下して敵艦隊シルエットを浮き上がらせて雷撃を支援する照明任務機が2機。
防御側は、F4Uコルセアが2機です。で、シナリオ8から登場したGCIレーダーがあります。さすが米軍艦隊。
盤の防御側中央に艦隊が配置されます。移動はしませんが、対空砲火は実施します(滅多に効きません)。雷撃機は1ターンに1機ずつ進入し、盤の中央だけを飛行します。ですから、必ず進んでいくと艦隊のエリアに進入し、そこで自動的に雷撃を実施します。雷撃すると-1VP。雷撃時に照明によってシルエットが見えていると-2VPです。防御側は初期得点12VPを持っており、爆撃機を撃墜すると+1VPです。終了時に+1VP以上なら勝利です。
ヨイショではなしに、本シナリオはこれまでプレイした中で一番面白く遊びました。
次から次へと接近してくる雷撃機をGCIで位置確認して、どんどん迎撃します。迎撃機が二機いるので、一機が射撃態勢に入っている間に別の索敵を始めます。常に忙しく働き続けて充実感がありますが、その内に照明弾が投下されて空が明るくなります。これは不味いと思った時には、敵の魚雷が進んできて被雷。一旦、敵の雷撃が始まると、次々に雷撃されます。
結局、爆撃機2機を撃墜(+2)。照明下被雷が5(-10)、非照明下被雷が3(-3)で辛うじて+1VPで辛勝しました。
VP的には照明下被雷しなければ勝てそうなので、照明任務機を落とせれば楽勝です。しかし、照明任務機は盤の手前から斜めに進入してくるので、ほとんど撃墜不可能なのです。探知してから追尾して攻撃に至るまでのインターバルがないのです。
これまでのシナリオでは、そのインターバルにすることが少なかったのですが、今回は2機が交互にアクションするので、常に緊張感のあるプレイが継続します。そこが良い所ですね。
また、同士討ち回避ルールが発動していて、味方機と5へクス以内にいると射撃禁止です。そのため、2機を分離して運用する必要があります。GCIレーダーが有能なのに加えて、爆撃機の進入範囲が中央部に限定されているので、迎撃はできます。もちろん全部撃ち落とすことなど不可能ですから、どのくらい雷撃されてしまうか、バランスは良い所に設定されているように感じました。