WOWOWのアカデミー賞特集です。
昨年の作品賞、脚本賞。
一年ぶりに見ましたが、やはり良い映画と思いました。
ロードムービーであり、バディものでもあり、もちろん黒人差別問題に関する実話に基づいた考えさせる映画でもあります。それでいて、適度に笑わせる部分もあって、非常にバランスの良い映画と思いました。
なんと言ってもヴィゴ・モーテンセンが素晴らしいのですが、自宅で留守番する妻を演じたリンダ・カーデリーニも良かったです。最後のパーティーにやってきたドックとハグした時に他の人に聞こえないように「手紙をありがとう」と伝えるのは名場面と思いました。
改めてみると、最後のバーミンガムでのステージはレストランの揉め事で素っ飛ばしているので契約は完了していないのですね。で、代わりに「オレンジバード」へ行って即興ギグでヒートアップするという。これも名場面でした。
強行軍でNYへ帰る途中で後ろからパトカーにサイレンを鳴らされた時には、ここまで来て?‥と思わされますが、「後ろのタイヤがパンクしているよ」と言われた時には知っていたのに本当に安堵しました。タイヤ交換中に交通誘導までしてくれる優しい警官のエピソードも改めて良いシーンだと思いました。
全編に渡って非常に気配りの行き届いた素晴らしい脚本だと思います。
少しだけHDDに残しておいて、もう一回、観ようかと思っています。