帝政ローマのゲームをいくつか

一時期、バーグ大先生がウォーゲーム界の空白史を埋めるみたいな狙いのゲームを連発していたが、ミランダの時代になってからのS&Tではそれがさらに進んだように思う。
試みに帝政ローマの時代のゲームをいくつか挙げてみよう。
トラヤヌス
紀元2世紀の5賢帝の一人トラヤヌスの東方制圧を扱ったゲーム。古代人の世界観を重視して、当時の地図をベースにしたヘクスマップを採用。
今ではミランダの標準システムになった印象もある政治経済要素を盛り込んだストラテジムマーカーを主軸とする恐らく最初のゲーム。
ちなみに、この作品は非常に評判が高く、当時、多くの人がプレイした。そのため、めでたくシリーズ化された。
第2作は、カエサルポンペイウス。第3作は、ガリア戦記。第4作は、ゲルマニア
「ユリアヌス」
問題の今回の最新号。
紀元4世紀の背教者ユリアヌス帝を題材とする。
システム的には、「ゼイダイドゼイアブーツオン」と同じと紹介されている。
「ベリサリウス」
紀元6世紀のユスティニアヌスに仕えた名将&ダメ人間のベリサリウスを題材とする。東はペルシャ、西は東ゴートやヴァンダルと八面六臂の活躍をするが、それ故に民衆に人気があって皇帝に疎まれ、家庭では悪妻に手玉に取られた。
システム的には、「シャルルマーニュ」のシリーズに入る。
ビザンティウム
東ローマ帝国ことビザンチン帝国が題材。8世紀から13世紀をカバーするらしい。
システム的には、「30年戦争」と同じと紹介されている。