ウォーゲーム部門は、三大成果に尽きると思う。
●バーニングブルー
●数エーカーの雪
●フェンライオンズセイルド
いずれも素晴らしい傑作で、この半期といわずもっと長いスパンでも収穫のベストに並びそうな作品ばかりだと思う。
バーニングブルーは、航空作戦の計画と実行の醍醐味をプレイアブルに実現した傑作ゲーム。ダウンタウン以来、このシステムの作品が続けて出ているが、なるほどそれだけのことはあった。
数エーカーの雪は、ワレスの会心作。近年、評価が下がる一方だったワレスの逆転満塁ホームランと言って良いだろう。また、ドミニオンクローンが量産される中で、初めてオリジナルのドミニオンより面白いゲームだったのではないかと思うがいかがだろうか?
フェンライオンズセイルドは、大航海時代後半の植民地主義の時代のマルチプレイヤーズゲーム。植民地交易と、それを巡る海戦を中心にしており、むしろユーロゲーム的な扱いがしたくなるような題材だが、バリバリのウォーゲームに仕上がっている。ウォーゲーマーにとっては新鮮だし、ユーロゲーマーにとっては歴史性の高さが目新しいのではないかと思う。ミランダのマルチプレイヤーズゲームは他にも評判の高いものが多いのだが、敷居が高くて今まではなかなかプレイできていない。今年は是非、いくつかまたプレイしたいと思っている。