○反攻ミッドウェイ上陸戦を読む

bqsfgame2012-01-27

覇者の戦塵。
実は、真珠湾から時間的に連続していて開戦初日から4日目くらいまでを描いている。場所はミッドウェイ。
緒戦で米軍の待ち伏せにあった形で加賀、蒼龍を失った第2航空艦隊が、タイトルの通りに反攻に出るストーリーだ。
かなり普通の戦記物になってしまっていて谷甲州らしさが薄くなってきた印象があり、どこまで読み続けるか考えどころに来ている気がする。
とは言え、北太平洋で活躍した電探を生かすには、艦船に実効性のある無線指揮ができなければならない‥と言う辺りに技術SFの片鱗を感じさせる。
また、小さな島での上陸戦闘を読んでいると、ASLのタラワ歴史モジュールとかをやりたくなってくるので、面白くない訳ではまったくない。