2012年度上半期の成果

上半期最大の成果は、セヴァストポリと、7年世界戦争でした。
セヴァストポリは70年代のゲームで、しかも面白くなりにくい包囲戦テーマの作品。それを面白く見せられている点は、大いに評価すべきと考えます。
http://d.hatena.ne.jp/bqsfgame/20120617
7年世界戦争は、最初の世界大戦とも呼ばれるグローバル規模の闘争を題材にした貴重な作品。欧州社会が複雑化し、その構図を世界の植民地に持ち出した時代のゲームとしては、昨年の獅子が船出するときと並んでウォーゲーム界の近年最大の成果でしょう。
http://d.hatena.ne.jp/bqsfgame/20120216
ヒストリカル性を重視しているので競技ゲームとして多少イビツなのは否定できませんが、それでもゲームの体を成しており非常に興味深くプレイできます。中世から近代に掛けての欧州世界の複雑化と発展をゲーム体験したい向きにはマストプレイでしょう。
それ以外の成果としては、先ずSGBOHのカンネーが記憶に新しいところです。
http://d.hatena.ne.jp/bqsfgame/20120626
国産ゲームの新作では、マンシュタイン最後の戦いでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/bqsfgame/20120419
思えば本作からの間違った連想でセヴァストポリへと辿り着いたわけで、その意味では導火線でした。
国産ゲームの旧作では、ドイチェランドウンターゲルドが良かったので、是非とも一度対戦したいところです。
http://d.hatena.ne.jp/bqsfgame/20120325
ゲーム雑誌の旧作では、セントラルコマンド。
http://d.hatena.ne.jp/bqsfgame/20120315
昔プレイした時には、それほど良く思わなかったのですが、自分の側の引き出しが増えて評価が変わりました。
マイナーメーカーの小品では、オーガニックスープ。
http://d.hatena.ne.jp/bqsfgame/20120305
化学反応をきちんと再現したメルドダウンゲームですが、カードゲームとして面白いのは少々意外な収穫です。
PnPゲームからは、パラグアイ
http://d.hatena.ne.jp/bqsfgame/20120402
難点もあるのですが、S&Tの三国同盟戦争よりゲーム的には面白いように思います。無料ゲームとしては申し分ないでしょう。