イタリアの児童文学作家ロダーリ。
なにかを読んだら、その時にお勧めで表示されて読んでみた。
うーん、これは掘り出し物だ。
ラファティのように書けるのは、世界でラファティだけかと思っていたら違った。
チヴィタヴェッキオの郵便配達人は、まさにラファティテイスト。典型的なトールテールで、オチもラファティ流。
ガリヴァルディ橋の釣り人も、別の意味でラファティ流。ちょっと意地悪で、リピートでイライラさせてくれる。
シンデレラを下敷きにしたヴィーナスグリーンの瞳のミスユニヴァースも読ませる。
カルちゃん、カルロ、カルちゃんも、恐るべき子供系のいかにもラファティにありそうなストーリーだ。
もっと読みたくなる短編集だと思う。