既に1ヶ月が経過しましたが、結果的にNHK一色に近くなりました。
「あまちゃん」は東京に移ったらどうなるかと不安でしたが、案に相違して順調です。東京に出てからの方が有村架純の出番が増えたのは意外な嬉しい展開でした。キョンキョンの劇中歌のCD化は、まさかと思いますが彼女の紅白出演に繋がりそうな勢いです。
「八重の桜」は会津戦争を丁寧に描いて、いろいろと史実に関する興味を盛り上げてくれました。なんで容保のごとき迷君のために命を賭けられるのかと言う疑問は常に感じさせましたが。会津戦争後はドラマとしては非常に難しいと思うので、この後も見続けるかどうかは何とも言えません。
「酔いどれ小藤次」は、意外な掘り出し物でした。BS時代劇は最近は不振が続いていましたが、久しぶりのクリーンヒット。何と言っても脚本が良いでしょう。また、女優陣が好みの顔触れが並んで嬉しい限りです。ヒロインは比嘉愛美さんですが、単発ドラマの「濃姫2」に続いて時代劇での出演。意外なほどに似合っています。事実上のダブルヒロイン格で登場するのが万八楼のおかみ役の鶴田真由。着物の似合う落ち着いた大人の女になりました。「篤姫」のお志賀以来の時代劇かと思いますが、若い頃の現代的なヒロイン像からは意外な程に時代劇にも合っています。ちょい役ですが、「薄桜記」以来の藤本泉ちゃんが相変わらず綺麗。野菜売りの娘の大後寿々花も魅力的に演じています。
梶尾真治原作の「ダブルトーン」は、30分番組ながら緊迫感のある演出で重量感があります。黒谷友香と中越典子のモデル体型の美女二人の競演になっている所も嬉しいです。
「激流」は家内が見ると言うので見てみましたが、国仲涼子がデリヘル主婦と言う驚天動地の役をやっています。主役は田中麗奈なのですが「スナーク狩り」以降わりとこういう役が多いので新味はないでしょうか。消えた女子高生と言う設定は「熱海の捜査官」を彷彿とさせますが、フルートを吹く刈谷友衣子が印象的に演じています。田中美佐子や賀来千賀子など主役級が脇を固めて贅沢なキャスティングで、もっと番宣しても良いのではないかと思うくらいですが、そこがNHKならではか。
民放では唯一「半沢直樹」を見ています。典型的な池井戸作品で、いつものことながら悪役のカリカチュアライズが過ぎるのではないかと思いますが、それはそれでフィクションとしてはありかと。計画倒産する宇梶社長の愛人に檀蜜と言うのはビックリでしたが、思ったより演技力があるのは嬉しい誤算です。
挫折したのは、「woman」は見ていてストレスになるので脱落、「警部補矢部謙三」は見ていると眠ってしまう催眠効果が強すぎて脱落。