近日、久しぶりに対戦することになりました。
初めての4人プレイで、今まで登場したことのないフランスが登場予定です。
と言うことで、フランスの力量を測る意味で、事前にソロプレイしました。ただ、4人想定は、作業量が大きいので、オランダ、イギリスにフランスと言う3人想定にしました。
結果から言えば、第1ターン終了時点でイギリスが特別勝利条件でサドンデス勝利となりました。
イギリスの特別勝利条件は、ロンドンとアイルランドを維持した状態で、指定された植民港のリストから7つを占領することです。
7つを占領と言いますが、実はセットアップ時点で、マサチューセッツベイ、ジェイムスタウン、マドラスを保有しています。残りの4つですが、この日は中立のヒスパニオーラとポートロイヤルを占領。それから、大西洋ではイギリス艦隊と戦うには非力なオランダからニューアムステルダムを奪取。最後に、フランスのケベックを奪って達成しました。
元来がイギリスは最強艦隊を持っており十分に危険な存在です。オランダはアジアの植民地を保有して財力的にはトップですが、艦隊決戦で大西洋で戦うには非力です。とすると、フランスがどのくらい戦えるかが焦点でした。で、結論ですが、セットアップ時点のフランス艦隊は、予想以上に貧弱でした。ただし、現金はかなり持っています。ところが問題なのは、フランスの特別勝利条件で、現金で2位に100ポイント差を付けることなのです。実は、この数字は一切資金を使わなければ2ターン目にも達成できてしまう、非常に至近距離にある目標です。なので、フランスはどうしても守銭奴になってしまいがちで、結果としてイギリスのケベック侵攻を許してしまいました。イギリスも手止まりまで待って、ロンドン防衛隊を全部投入しての戦争なのですが、ともかくもサドンデスで勝ってしまえばロンドンが空だろうと問題はありません。
久しぶりにプレイしましたが、イギリス、フランス、さらにオランダのトレジャーポート5つも含めて、特別勝利条件はどれも比較的達成しやすく、ゲームとしては比較的早期に決着すると感じました。で、自分が勝つことばかりに目が向くと、いきなり1ターンで終ることも。前回の対戦ではオランダが勝利しましたし、その前の対戦でもオランダ、イギリスの順に勝利フラグが上がり、それを消し止めてスペインが「誰も勝っていなければ自分が勝つ」で勝ったことを思い出します。
フランスは初登場ですが、キャッシュはあるので、オランダやイギリスを止めるための艦隊と陸軍を購入することは可能です。その代わり、自分もすぐには勝てなくなるわけですが。その意味では、キャスティングボードを握る存在かも知れません。混戦になれば、スペインにも勝算があるので、4人プレイは、さらに力関係のバランスが難しいでしょう。どうなることか、やってみなくてはなりませんが、全員が各自の勝利条件を把握している必要がありそうで、そういうプレイエイドを作っておいた方が良いと思いました。
ちなみに1ターン終了で、2時間くらいのプレイ時間でした。1ターン=2時間と言うのは、以前の対戦と同じイメージでした。