指揮官の解任と昇進

ポトマック軍司令官の話しになると、指揮官人事関連のルールが問題です。
大戦略南北戦争」では、意外に指揮官ルールは甘いです。「プライスオブフリーダム」のように解任するには事由が必要で、昇進のための条件も厳しいゲームから比べると、実に楽です。解任するには条件はなく、単に2コマンドポイントを使用すればいつでも解任できます。昇進するには戦闘に参加して生き残りさえすればよく、勝つことさえ必要ではありません。ただし、先任順位と言う概念があり、同じランクなら先任順に司令官になるので無能な先輩は全員どこかへ消えてもらわねばなりません。此処が問題です。
1862年シナリオでは、既にグラントは3つ星に昇進してテネシー軍司令官になっており、必要ならポトマック軍司令官のマクレランを解任して挿げ替えることはできます。ただ、そうするとテネシー軍はシャーマンが内部昇格するのですが、シャーマンは統率値は2ですが戦闘能力がグラントに見劣りします。ボーリガードのミシシッピ軍は侮れない敵なので、できればグラントで勝負したい所です。その意味では、グラントが二人欲しいのですが、これはどの南北戦争ゲームでも表現は違っても共通のジレンマです。
北軍としてはリスクは覚悟で西部戦線を優先してグラントで一気にミシシッピ川で南部を分断し、それからポトマック軍に異動でしょうか。もちろん南軍はグラントがすぐに来ないなら東部戦線優先で、史実通りの北部進攻を考えるのでしょう。