と言うことで対戦に漕ぎ着けました。割と順調な部類でしょうか。
対戦相手のKGさんがカソリックで、当方はプロテスタントを持ちました。
二人でルールを読むと、ソロプレイでは気付かなかったことがいろいろと発見されます。
1:フリーアクションで1ユニットを行軍させる時にスペースの支配を転換できるか?
フリーアクションは、分散して配備されたユニットを集結させるためのゲーム的な補完システムだと言う先入観があったので、当然できないと思っていました。しかし、ルールブックを改めて読んでみると、戦闘はできないが、移動の範疇である支配はどうもできない理由がないようです。
2:敵支配スペースは、たとえ城塞都市であっても移動妨害にも補給線妨害にもならない
中立スペースは補給線妨害になるのですが、なんと敵スペースはならないようです。これは結構、凄いことで上記の1と組合わせると、単独ユニットによるフリーアクションで敵城砦を越えて敵地に進入して支配権をどんどん奪うことができてしまいます。
と言うような発見があって、ゲームの様相は一変しました。そこらじゅうでゲリラ戦的に単独ユニットが支配権を奪い合って、非常に「小うるさい」印象のプレイになりました。一方で、本質的な両軍の主力による決戦はなかなか起きない。うーん、これはちょっとエンターテイメントとしてはどうかなぁと言う感じです。思わずBGGの評価を1点ダウンでアップデートしてしまいました。
それとは別に、ゲームの最終局面で問題になったのが、
3:バイエルン軍と帝国軍はスタック禁止であるが、包囲されているバイエルン軍の救出のために帝国軍が当該包囲軍と野戦を実施できるか?
これが問題なのは、勝って包囲軍を退却させた時点でスタック制限違反になるのか、そもそも救出のために野戦に入ること自体がスタック制限違反なのかです。
前者の場合には、勝利した時点でバイエルン軍と帝国軍のいずれかを除去になります。そうすると、多くの場合はバイエルン軍除去でしょう。後者の場合にはそもそも救出できません。いずれにしても、バイエルン軍は生き残れそうにないので大勢に違いはないかも知れませんが、包囲しているプロテスタント軍にとっては帝国軍(おそらくはヴァレンシュタイン指揮)の攻撃を受けるかどうかの違いがあるので、それなりにインパクトがあります。明確には記述がないのですが、心証としては後者かなと言う議論をしました。