出張の帰りに神保町へ寄り、閉店してしまうという書泉ブックマートに。今となっては少女漫画、ラノベ、ボーイズラブの書店となってしまって、少女漫画以外は入店したくない雰囲気の店になってしまいました‥(^_^; 残念なことです。その意味では、閉店してしまってくれた方が、諦めがつくのかも知れません。
で、その後にグランデに寄ってＡＳＬ関係の棚を丁寧にチェックしていたら、あるはずのない物を発見。
２００８年発行のＨＯＢのオペレーションメルクールです。
実体としてはＨＯＢの一連のＡＳＬヒストリカルモジュールの最後のもののようです。既に本作品には「ＡＳＬ」の文字は見えず、戦術級ゲームシステム用のヒストリカルモジュールという漠然とした表現になっています。ＡＳＬのモジュールをサードパーティーが出すことに圧力が掛かったのでしょうか。
内容的にはフルマップ２枚分と言う巨大なＭＡＬＥＭＥ飛行場周辺のマップが入っています。このマップを使用するシナリオが７つ。このシナリオを連結してプレイするキャンペーンゲーム。
それとは別に通常のＡＳＬのマップでプレイするシナリオが１０個。ドイツ軍の空挺部隊のユニット、イギリス軍の歴史的登場人物の個人ユニットなどが合計で１４０個ほど。それから、固有の地形解説を中心としたＡＳＬ書式に準じた新章ＯＭが入っています。
作った当事者も最後の仕事になると判っていたのでしょうか、非常に丁寧に作り込んだ出来です。これは持っていて嬉しいモジュールかも知れません。
キャンペーンは、伝統的な「レッドバリケード」方式ではなく、ペリメーター確定や記録をしないで、単に独立したシナリオを順にプレイしてＶＰを集計する方式になっています。プレイアビリティ的には、これが正解なのかなと思いますが、一ブロックずつ制圧していく市街戦の「レッドバリケード」にはアレで良かったんだよなと逆に懐かしく思ったりもします。
